24日(土)に粉骨のご依頼を受けたご遺族様の元へ
ご遺骨を御迎えに上がりました。
ご依頼者様は奥様でした。
ご主人は生前から自然葬を希望されていらしたという事で奥様にしっかりとお話をしていらしたそうです。
ご夫婦は全国転勤してあるかれて、最後の赴任地に
散骨して欲しいという事でした。
しかも、このお話にはとてもロマンチックなストーリーがあります。
「自分亡き後は遺骨を粉骨し、君がなくなるまで君のそばにおいてほしい。そして君がこの世を去ったら
君も粉骨をしてもらって自分の遺灰と一緒に思い出の地に散骨して欲しい。」
「主人はそう言っておりました、自分にいつ何があってもいいようにと書類や保険などちゃんと準備していました。ただ入院して1週間で逝くとは思っていなかったと思います。几帳面でしっかりした主人でしたが
つめが甘い所がまた魅力なんですよ。うふふ」そう言って微笑んでいました。
ご子息様もお父様のご意向をしっかりと受け止めていました。
「母がなくなったら、父の遺言通りにしたいと思っています。」
なんて素敵なご家族なんだろう、なんて素敵なご夫婦なんだろう
感激して、涙が出そうでした。
モコでは孤独死の原状回復を毎年沢山お受けします。
ご遺体の引き取りを拒否されてしまう方、相続放棄されてしまう方
「財産があるなら引き取りますが、ないのなら関わりたくないので」と言われてしまう方
沢山の悲しい最期を迎えている方々の原状回復をします。
この世の中は何かが狂っている・家族は崩壊していると私の心も毛羽立ってしまいそうになる中で、
こんな素敵なご家族やご夫婦がいる事がわかって少し気持ちが暖かくなりました。
自然葬アドバイザーとしての初仕事が、こんな素敵なストーリーであった事に感謝しております。
これもひとえにモコの協力会社様のしっかりとしたお仕事や、私を支えてくれる社長である主人や
娘達の力だと感謝しております。
絶対に私一人の力では、このご家族様には巡り会えなかったと思います。
このご家族様に「自然葬を望んでいる人はいるんだよ、これからしっかり頑張って」と
言われたような気がします。
気持ちを引き締めて、正しい自然葬をお伝えしていこうと思います。
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