一昨年に墓じまいのご相談をお受けしたご遺族様の墓じまいの閉眼供養を行いました。
先祖代々のお墓になるので、9体のご遺骨が埋葬されています。
現在、遺品整理や特殊清掃、多頭飼育の現場が立て込んでおり
9体にもなると乾燥・粉骨に一か月はお時間を頂かなければなりません。
もちろんご遺族様にはご理解を頂いております。
ご遺族様のご意向で亡きご両親のご遺骨は一緒に粉骨をして
ご先祖様とは少し距離を置き散骨する段取りになっています。
お母様はご苦労されたようで、そのことを記憶しているご遺族様が
せめて散骨する時は離してあげたいという事でした。
さらに、お父様がなくなって数か月で後を追うようにお母様も
亡くなられたとという事もあり、二人は本当に愛し合っていたんだと
おっしゃっていました。
素敵なお話を伺い、こうありたいものだと考えさせられました。
ご夫婦のご遺骨はお二人一緒に乾燥機の中に入っています。
そのあと、ご先祖様のご遺骨の乾燥に入ります。
すべて、心を込めて作業させて頂きます。
散骨は、樹木散骨となり10月23日に弘法寺の雲海に散骨となります。